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青い鳥のいる部屋 8

今日もまた、僕のブログにコメントを入れてくれている。

昨日、作った詩『いつか出逢えたなら…』にも、彼女らしいコメントが入っていた。





『いつか出逢えたなら…』





    いつも夢に見ている


    いつか君と出逢えたなら…



    君の好きな歌を 僕は歌ってあげよう


    君の好きな花を ふたりして愛でよう


    君と繋いだ手を 僕はけして放さないだろう


    君は僕を見つめて 優しく微笑むだろう




    いつか君と出逢うために…


    僕は今を生きているのだろう


    いつか君と出逢えたなら…


    僕は二度と君を離しはしない







〔出逢いって不思議ですよね。人は誰でも…生まれた時から魂の片割れを探しているんですって。

私も…ずっと探してくれるのを、待っています。いつかきっと…めぐり逢えることを信じて。〕



今までも僕の書いた詩に、嬉しいコメントを入れてくれていたけれど、今度のコメントは本当に、もしかしたら?

と思わせるものがあった。

違うかもしれない。

でも、こうしたみんなに見られる場ではなく、個人的に話をしてみたい。

そんな想いが湧き上がってくる。

やっぱり迷惑かな?

けれど、気になりだしたらどうしようもなかった。

まだ、直接言葉をかわしたこともないのに…。


けれど、彼女とふたりだけで連絡をとるなんてことは、きっと不可能に違いない。

そんな想い半分、あきらめ半分で、彼女の入れてくれたコメントにレスをする。


〔僕も生まれる前から、誰かを探しています。いつかきっとめぐり逢おうね、と約束しているあの娘。

…こんなこと書くと、また“ペガサス”はロマンチストだって言われちゃうかな〕



僕の入れたレスに、彼女はなんて返してくるんだろう。


その日と次の日には、彼女のアクションは何にもなかった。

彼女のブログにも訪問したが、更新もされていない。

どうしたのかな?

いちいち気にしている、自分がおかしい。

あまりパソコンばかりいじっていると、家族にもおかしく思われるだろう。

今日もいつもどおりに、ひとつふたつ詩を載せて、コメントにレスをして…最後にもう一度、彼女のブログを訪ねてみる。


久しぶりに更新されているようだ。

元気そうでよかった。
 
こんな些細なことさえも嬉しく感じるほど、僕は彼女の存在を意識していたみたいだ。
 
いつもどおりのやりとりのなかで、いつのまにか僕は“青い鳥”さんを、僕のあの娘だという想いで接していた。

どうにかして、逢ってみたい。そんな想いを抱きながら…




僕のそんな想いは、他のブログを尋ねてきてくれる人にも、透けていたのだろうか?


いつもは必ずコメントを入れてくれる“華”さんが、僕と“青い鳥”さんの会話の中には、入ってこない。

かといって、大勢がコメントをくれているところには、ちゃんとカキコんでくれているから…感性のするどい“華”さんは、僕の気持ちなど、お見通しなのかもしれない。

そんなふうに、他の人には気付かれてるかも…ってふうなのに、肝心の彼女“青い鳥”さんは、気付いているのか…いないのか…微妙だ。



ある日の記事のなかで、僕たちは意外に近い場所に住んでいるらしいことがわかった。

僕が文章の講座の帰りに、よく加藤と立ち寄る喫茶店『クローバー』に、どうも彼女も行くことがあるらしいのだ。


〔ごく一般的な喫茶店だけど、不思議と居心地がよくて…ついつい長居をしてしまいます。コーヒーも紅茶も軽食のメニューもおいしいけれど、私は“クローバー”に行くと大抵ケーキセット。アッサムティーとモンブラン。

ケーキはすべて手作りで最高!…ひとりでこのお店に来て、よくポエムを考えてます。〕

〔“青い鳥”さん、もしかしたら…その喫茶店“クローバー”って、B市にあるB駅の駅前じゃないですか?

だとしたら…僕もここ最近、週一回のペースで行ってますよ。もしかしたら…すれ違っているかもしれない

ですね!〕

〔“クローバー”はかなり昔からある喫茶店みたいです。私の生まれる前からあるみたい。…“ペガサス”さんが来てるかもって思ったら、きっと気になってポエムを書くどころではなくなってしまいそう。〕


これは、神様が僕に与えてくれたチャンスなのかな?

彼女が“クローバー”に、いつ行くのか聞き出せば、もしかしたら逢えるんじゃないのか?

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